
植物は、その場所にあり、その場所で咲く。
私たち人間も同じ。
人間も、その場所にあり、その場所で咲く。
植物は、合わない場所では育たない。
私たち人間には、脚がある。
合わない場所から合う場所へ、自分自身の望むところへ、何処へでも移動することができる。
植物は、何世代も何世代も時間をかけて、合わない場所にも適合していく。
私たち人間も、嫌なこと、苦しいことから、逃げているだけでは育たない。
学び終わると、自然な流れで次へと運ばれる。
その場所での学びをすっかり終えてから、すっきりした気持ちでそこを離れよう。
何回かの人生を費やすこともあるだろうけれど、それもまた一興だ。
ただそこにある植物のように、私も、誠実に、謙虚に、ただここにありたい。
最近そう思うようになった。
いるものといらないものが、どんどん、はっきりとクリアになっていく。
今までは大切だったけれど、今はもういらないもの。
新しい自分自身のあり方に合わないもの。
持っていたことを忘れようとしていたものも、内側のすべてと向き合い、確認して振り分ける。
この先へ持って行くかどうか。
とてもシンプルで心地よい感覚。
どんどん自分自神に還っていく。
すべてはただあるだけ。
時間と空間の幻の中を揺蕩う私たち。
幻だからこそ、楽しもうか。
この場所で咲こう。
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