
こんにちは!いけだともみです。
4月21日(日)11時27分、木星と天王星がおうし座21度49分で合でした。
2つ以上の天体や感受点が、黄道上で0度で重なることを「合(ごう)」と言います。
英語ではコンジャンクション conjunction です。
コンジャンクションは、惑星同士の重要で強力な関係性です。
重なった惑星のエネルギーが融合し、同じサインによって結びつけられ、互いに影響し合います。
一緒に作用するため、個々の惑星の特質を失いひとつのユニットになる可能性もあります。
関与している惑星にとって、新しい周期の始まりを意味するため非常に強い力を持ちます。
私たちに大量の創造的なエネルギーをもたらし、何か新しいことを始めるためのモチベーションや力を与えるものとなります。
木星は太陽系でもっとも大きな惑星で、太陽の周りを一周するのに12年かかります。
木星と土星は「ソーシャル・プラネット」社会天体に分類され、私たちが個人としてどう社会に関わっていくかということに対して大きな影響力を持っています。
成長、拡大、拡張、信仰、信頼、自信、霊性(スピリチュアリティ)、自分自身を高めることと関連しており、自己よりも大きな何かとのつながりを目的とし、霊的、哲学的な探求と大きな秩序へと貢献することを求めます。
物質的で目に見える豊かさや繁栄のさまざまな形も含まれ、世界への理解を拡大させること、信仰や恩寵を経験することも表します。
木星についてはこちらの記事もご覧ください。
天王星は、一周約84年、人の寿命とほぼ同じ周期で太陽の周りをまわっています。
海王星、冥王星とともに「トランスパーソナル・プラネット」に分類され、超個人的な経験と表現の側面を表します。
ひとつのサインの中で7年間を過ごし、世代を表す惑星とも言われます。
私たちは土星のルール、支配のもとにこの物質の宇宙、地球に生きています。
天王星は、土星の物質的現実を超えた私たちの本質への気づきをもたらします。
私たちは永遠不滅のエネルギーであるソース、源、神、創造主のフラクタル、一滴である魂を本質とする永遠不滅の意識の存在であること、その真実を思い出させます。
天王星の唯一の目的は、土星の構造を崩壊させることです。
土星は、見て、聞いて、感じて、触れることのできる物理的な宇宙、宇宙卵です。
天王星は、その宇宙卵の割れ目です。
宇宙、世界、社会、自分自身、私たちが信じているものをはるかに超えたものがあることを、破壊的な影響をともなう稲妻の閃光のように告げる、トラウマ的な認識をもたらすものです。
そのエネルギーは、霊的進化の段階によっては覚醒のトリガーとなります。
天王星はアクシデントと奇跡の両方に関係していますが、事態を見る視点が異なるために、同じ事象をアクシデントととらえる人もいれば奇跡ととらえる人もいる、ということです。
天王星をどのように経験するか、私たちの視点の違いは、どれくらい土星の幻影、物質的現実に執着しているかによります。
天王星のエネルギーがやってきてものごとを刷新するときに、私たちが土星のエネルギーをマスターすることを学んでいて、その支配と構造へのとらわれ、執着がなければ、天王星は生き生きとした活力を回復させ、自由や解放の感覚として経験することになります。
土星の幻影を受け入れ、もう役に立たない観念や構造を信頼し、執着しているならば、世界に終わりがやってくるかのように感じることにもなります。
そのため天王星は、予測できない災害とも結びつけられています。
天王星は、とても重要な学びである人生における執着に気づかせてくれます。
手放すことを学び、柔軟になり変化へ自分自身を開いていくことの必要性を教えてくれます。
壁に執着することなく、むしろ壁の内にとらわれているように感じているなら、天王星がやってきて壁に生じさせた亀裂は、自由へ向かう突発的で思いもよらないチャンスとなります。
天王星は集合無意識にも働きかけ、新しい革新的な変化も象徴します。
生まれたときのチャートで天王星と他の惑星がアスペクトを取る場合、天性として新たなアイデアを引き出すことができ、それを世界へもたらすための責任を持つことになります。
チャートの中で天王星が強いエネルギーを持つ人たちは、反体制的な傾向、我が道を進んでいこうという欲求、現在の社会への規範への違和感といったものを持っています。
新しいアイデアを表現し始める人が増えれば増えるほど、変化への抵抗は消え、集合意識的に変化が受け入れられていきます。
新しいエネルギーへの抵抗は、自分自身の内部に見つかる場合もあります。
この場合、変換されなければならない最初の土星のエネルギーとは「自分自身」です☆
木星と天王星のコンジャンクションは約14年に一度起こります。
逆行の影響で何度かコンジャンクションすることもあります。
サビアンシンボルと、ざっくりとした解釈も書いておきますね。
1983年2月19日 いて座8度51分
いて座9度 階段で子どもを連れている母親(自己の成長のための挑戦を続ける)
1983年5月15日 いて座7度41分
いて座8度 岩の内部で形成されるもの(内部で起こる人生を変える重要な変化)
1983年9月25日 いて座5度49分
いて座6度 クリケットゲーム(絶妙のタイミングで行動する、正々堂々)
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1997年2月16日 みずがめ座5度55分
みずがめ座6度 推理劇の演者(本当の自分を隠す、求められる役を巧妙に演じる)
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2010年 1月 8日 おひつじ座0度17分
おひつじ座1度 海から上がった女性をアザラシが抱きしめている(物質世界に肉体をもって誕生した魂、新しいサイクルの始まり、新しい意識のあり方の可能性)
2010年9月19日 うお座28度42分
うお座29度 プリズム(宇宙の原理の光に触れあり方や生き方を振り返る、存在の奥深いところからの変化、変容)
2011年 1月 4日 うお座27度02分
うお座28度 満月の下の肥沃な庭(宇宙の原理の光に照らされて魂の望みや個人の可能性を知る、直観に従って正直に行動する)
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2024年4月21日 おうし座21度49分
おうし座22度 荒れた海上を飛ぶ白い鳩(高次の導きや自己の直観に従うことで進むべき道がわかる、目標に向かって感情の嵐の中をまっすぐ進む)
1983年には、東京ディズニーランド開園、日本海中部地震マグニチュード7.7、三宅島噴火、ロッキード事件などが起こりました。
私は11歳、小学校5年生の終わりからから6年生のころです。
私のバースチャートの太陽は、8ハウスおひつじ座7度41分です。
5月のコンジャンクションは、いて座7度41分、正確に60度トラインです。
また、5ハウスいて座5度8分に海王星、5度5分にICがあり、9月のコンジャンクションにほぼ重なります。
MCふたご座5度5分、土星ふたご座2度、火星ふたご座0度、180度オポジションです。
このころの夢は保育士になることで、9年後、1992年に実現しました。
個人的には、夢に向かって現実的に努力して実現するためのエネルギーとなりました。
1997年には、香港・中国へ返還、ダイアナ元皇太子妃の交通事故死、山一證券破綻、消費税率5パーセントに引き上げ、などが起こりました。
私は25歳、保育士になって5年が経とうとしているころです。
この次の年の1998年に右股関節の不調が始まりました。
一緒に担任をしていた先輩との人間関係も悪化し、保育士を辞めたいと思うようになりました。
胃薬を飲みながら大丈夫なふりをして仕事を続けていました。
3年後の2000年3月に股関節の不調のために退職しましたが、1997年当時は、3年後に退職するなんて想像もしていませんでしたね。
バースチャートでは、ドラゴンヘッドみずがめ座3度15分。
MCふたご座5度5分、土星ふたご座2度、火星ふたご座0度、60度トラインです。
何というか、木星と天王星のコンジャンクションが2回続けてMCと土星とアスペクトを取っていて、目覚めろ!土星を超えろ!と言われているようですね。
今思えば、股関節の不調は、本来の自分、魂の望みへと移行するためのエンジェルコール、魂の呼び声だったのだと思います。
2010年は、死刑にあたる罪の時効の撤廃、記録的な猛暑、ハイチ地震、チリ地震、バンクーバーオリンピック開催などがありました。
そして翌年、2011年3月11日、東日本大震災が起きました。
個人的には、2009年6月に乳がんの手術を経験し、このままの生き方ではだめだ、何かを、すべてを変えなくては!という強い思いを抱いていました。
まだスピリチュアルな学びを始めておらず、変わるといっても何をどうしたらいいのかわからなくて、焦り、もがいていました。
友人に感じていた怒りがピークに達したのと同時期に乳がんが発覚し、フラワーエッセンスで愛を学び、怒りをとかそうとワークしていました。
毎日、毎日、天使に祈り続け、天使の存在をエネルギーとして感じられるようになったのもこのころです。
2012年にスピリチュアルな学びと出会い、資格を取って、10月にヴァーデュアーを開業しました。
バースチャートではてんびん座0度に冥王星があり、1月のコンジャンクションに対して正確に180度オポジションとなります。
チャートのうお座25度には、パートオブスピリット(精神位)というアラビックパーツがあります。
これは、「魂が渇望する内面・精神世界の分野、渇望を満たすための行動の方向性、精神的な成熟や満足をもたらすポイント」で、精神世界、直観、意識進化に関する象意・暗示です。
「転機」「活路」「問題解決の糸口」ともなり、本気という神聖さが私たちを成長させてくれます。
2010年、2011年の木星と天王星のコンジャンクションは、バースチャートの冥王星がしっかりとにらみを効かせており、私にとって意識進化のための強烈な気づきを促す始まりのエネルギーとなりました。
このコンジャンクションは、個人的にはその前後1年くらいにわたり影響が及んでいるように感じます。
これらの情報を踏まえまして。
2024年4月21日の木星と天王星のコンジャンクションはどんなエネルギーとなるでしょうか。
おうし座は、おひつじ座が着手したことを継続し維持するために、おひつじ座の力の及ばない領域を引き受けます。
ものごとを、物質的な地球の三次元の領域へとつなげ、目に見える表現へと形作ります。
感覚を大切にし、着実で忠実で決意が固い、地のサインです。
おうし座で私たちは、物質的なものごとへの執着を手放すことを学ぶ必要があります。
風の時代へと進む私たちは、不要なものごとを手放してより身軽になっていくでしょう。
サビアンシンボルは「荒れた海上を飛ぶ白い鳩」、集合意識的な感情の荒海の上を、自分自身の帰巣本能、直観に従って、進むべき方向へ進む、というシンボルです。
世界はますます混乱し、その混乱の強烈なエネルギーによって、私たちは覚醒へと押し出されていきます。
頭上を飛ぶ白い鳩、サインに気がついた人から順に、高次の光の存在、直観の声に導かれていくでしょう。
直観に従うことを学んだ私たちは、感情の渦の中を押し流されるのではなく、愛と叡智に導かれて確信をもって魂の望む方へと進むことができます。
その姿は、海の上を進むべき方へと飛ぶ白い鳩のように、半歩後を歩く人たちの目印となるでしょう。
私のバースチャートでは、9ハウスおうし座23度8分に金星があります。
昨年からリサ・ロイヤルさんのスクールで学び始め、今年はアルミラ・アリエルさんからソウル・コントラクト・リーディングを学び始めました。
9ハウスの事象である、自分自身の個人的な成長のための学び、世界に関連すること、とてもぴったりきています。
今回のコンジャンクションのエネルギーは、意識の次元上昇をさらに後押しする追い風ですね。
鳩はメッセージも象徴していますので、高次のメッセージもしっかり意図して受け取って、魂の声に従って真に望む方へと進みます☆
長文になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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