こんにちは!いけだともみです。
ホロスコープのお話、いかがでしょうか?
これまでのお話はこちらからどうぞ。
さて、ここからはホロスコープの「惑星」について、ひとつずつお話ししていきますね。
惑星のひとつめは、「太陽」です☆
「太陽」について
ホロスコープでは、惑星は記号で表されます。
「太陽」の惑星記号はこちら。

占星術完全ガイドには、「太陽」のシンボルについて以下のように説明されています。
始まりも終わりも持たず、全体性と完結性を示す霊(スピリット)を表す円。中心の点は、生命の閃光(スパーク)である。わたしたちは全体としての霊の一部であると同時に、その霊の閃光でもある。無限が有限の形態の中へ顕現する点。全体としてこのシンボルが表しているのは、特定の点ーーすなわち個人ーーを通じて具現化される無限の潜在力の現実化である。
占星術では、○まるは霊(スピリット)を表します。
私たちの本体は「魂(ソウル)」ですね。
私たちの魂の中心は、一なる意識から分離したエネルギー、一なる意識のフラクタルです。
太陽のシンボルの「中心の点」は、私たちが一なる意識のエネルギーのフラクタルであるということを表しています。
一なる意識のエネルギーのフラクタル、生命の閃光(スパーク)を包み込んでスピリットのエネルギーがあり、スピリットのエネルギーの中には今世の自分自身の情報や計画、過去性から持ち越しているもの、魂の傷、カルマ、エゴ、エゴの信念体形、感情的な痛み、苦痛など、個々の情報が含まれています。
スピリットのエネルギーの中の、傷、感情的な痛みや苦痛、カルマ、エゴの信念体形などが浄化され解放されると、純粋なスピリットのエネルギーのみになります。
太陽のシンボルの「円」はその純粋なスピリットのエネルギーの状態を表しています。
スピリットのエネルギーを人間として収めるための器が、魂であり肉体です。
占星術では、魂と肉体は「月」が表します。
チャートの中の「太陽」は、根源的な生命力、エネルギー、健康、活力の源です。
「太陽」は私たちの意識そのものであり、意志であり、私たちの個性を創り出し、リビドー、動因、私たちのすべての行動の根底にあるエネルギー、意志に従って行動を起こすエネルギーです。
「太陽」は、もっともダイアーナルな惑星で、自分自身の本質だけを表現します。
もっとも男性的なエネルギーが強く、原型的な男性性のエネルギーを表し、直接的な方法で自分自身を表現します。
もっとも陽のエネルギーをもつ惑星でもあり、完全に外向的です。
創造的な力を表現するとき、私たちの意識「太陽」は集中し、今この瞬間に力を発揮します。
「太陽」は私たちに行動を起こすための力を与え、実際に行動を起こさせますが、先の見通し、計画性、順応性、柔軟性はもっていません。
「太陽」を摂取しているとき、「太陽」は好ましい状態にあり、私たちは強く元気に活力に満ちて健康でしあわせな状態でいられます。
「太陽」を摂取するというのは、自分自身の人生を真に楽しむことです!
楽しいと感じる活動は魂の栄養であり、自分自身のエネルギーを充電することになります。
「太陽」の意志を無視して人生に楽しみを取り入れないと、私たちは「太陽」のエネルギーを摂取できず、意気消沈し、無気力になり、何事にもやる気が出なくなるでしょう。
自らの「太陽」意識の求める、本来の自分自身を表現すること、楽しいと感じる活動を選択して自らに与え、それを楽しむことが、私たちの「太陽」を輝かせます!
チャートの中の「太陽」は、自分自身を表現すること、他者から認められるために必要なこと、私たちが求める成功体験、今回の人生でどのように英雄になろうとしているか、などを表しています。(サビアンシンボルを見ていくとより理解が進みます)
惑星の表現には、もっとも高次の次元からより物質的な次元まで、幅があります。
私たち自身が、魂の次元から肉体の次元まで、多次元におよぶ存在だからです。
サインの中の「太陽」
「太陽」のサインは、自己表現のためのモチベーション、どのように自分自身を表現したらよいかということを教えてくれます。
行動の核心となる動機は何か、「太陽」のゴールをみつけ達成するために進むために何を努力したらよいか、ということを知る手掛かりになります。
「太陽」の性質である、ダイアーナル、陽、一点に集中すること、焦点を絞ること、豊かな表現力といったエネルギーを具体化し、サポートするサインにいるとき、私たちの「太陽」意識はよりその能力を発揮することができます。
「太陽」が能力を発揮しにくいサインでは、「太陽」として自分自身の個性を発揮すること、表現することが人生の大きな学びであり、テーマとなります。
以下、各サインの中にあるときの「太陽」の動機や表現、学びをまとめます。
おひつじ座の太陽
太陽のエグザルテーションのサインです。太陽にとって非常に好ましい位置にあり、太陽は最良のふるまいをしようとします。もっとも集中力があり、自分らしさを何よりも優先します。直接的、衝動的な行動を通じて個性と自分らしさを表現します。何かを始めることへの強いモチベーションがあり、行動を起こすことが得意です。周りの評価をまったく気にしません。
おうし座の太陽
物質的な面へと関心が向きやすく、身体や所有物を通じて個性を表現します。身体の感覚を重視し、居心地のよい部屋、家、着心地のよい服を好みます。現状を維持することに力を注ぎます。太陽は物質的な居心地の良い領域を抜け出すために苦労します。ゆっくりと安定したペースで、規律正しく人生を歩んでいくことを好み、それによって元気になります。
かに座の太陽
他者と感情的につながることを求め、他者との感情的なつながりの中で自分自身を定義しようとします。太陽は自立することを求めますが、かに座のエネルギーは他者のサポートなしには生きていけないと信じさせ、太陽は多くの困難と直面することとなります。自分で自分の感情の欲求を満たすことができること、自分は個として完全で完成していること、その真実を発見できるまでかに座の太陽はさまよい続けることになります。
ふたご座の太陽
コミュニケーション、思考、論理、ふたつのものを追い求めることを通じて、個としての自分らしさを模索し表現していきます。ふたご座は二元性を体現しており、常に選択肢を出してきます。何かに集中することが困難で、気が変わりやすいことが太陽にとって難題となります。多数の異なる側面から自分らしさを作り上げていくことになります。
しし座の太陽
太陽がルールするしし座は、太陽の主役の座です。創造すること、他へと惜しみなく与えることを通して自分らしさを表現します。しし座の太陽は本来の性質を表現し光り輝き、暖かさと光を分け与え、個性豊かで創造的な人となります。そうと決めたことを当然のように遂行し、よい方向へと転換していけます。
おとめ座の太陽
物質的領域を完璧にすること、改善することに興味が集中し、自己表現は物理的な範囲に限られる傾向があります。他者を助けようとするおとめ座のエネルギーは、自己を表現したいという太陽の欲求と矛盾するため、おとめ座の中の太陽は、他者のために役立ち奉仕することで個としての自分らしさを表現し、どれくらい自分が役に立っているかということで自分を定義します。細部に目がいきやすく、全体像をみることが苦手です。他者を支援することに関心を持ちすぎると、自分自身の欲求に目がいかなくなることもあります。
てんびん座の太陽
調和、バランス、一対一の人間関係を通じて自分らしさを表現します。てんびん座のエネルギーは、個性を表現することが他者に影響を及ぼすことを常に太陽に思い知らせるため居心地が悪く、太陽は望んだとおりに自分自身を表現することができません。他者と適切な境界を維持しながら個性を十分に表現していく方法を学んでいきます。太陽は人間関係のルールを見つけ出すことに試行錯誤しますが、最終的にはうまくやっていくようになるでしょう。
さそり座の太陽
ものごとの真相を究明することを望み、隠されて見えないもの、忘れ去られたものを探求することを求めます。さそり座はもっとも外向的な表現を取ることが困難なサインです。さそり座の重要なプロセスのひとつは、自我エゴの死を引き起こすことです。エゴは、個としての自分らしさを際立たせ個性を表現するために必要ですが、真の自己を発見し目覚める際、私たちは自発的にエゴを手放さなければなりません。太陽は通常、境界線をはっきりさせ、自分自身の輪郭を感じるためにエゴと協力していきます。さそり座の太陽は、このプロセスを飛ばし、ものごとの核心的な本質を見つけようとします。真の自己を探し求め、感情と魂のつながりや無意識の領域にある本質を探索する傾向があります。
いて座の太陽
宇宙やよりおおきなものに対する個としての関係性を探求しながら、その個性を表現していくよう掻き立てられます。自分の自己意識よりも大きなものへと向かっていこうとするいて座のエネルギーは、太陽にとってなじめず落ち着かない考え方です。大きな展望に目を向けながら、外部からの影響によって形作られる個性を見つけられるまでさまよい続けることになります。
やぎ座の太陽
個としての自分らしさを物質的な表現として作り出していくよう促されます。たとえるなら、はっきりとした全体像を持たずに彫刻を始めようとしているようなものです。最終的には美しい作品が出来上がるとしても、長い時間をかけて曲がりくねった道のりをたどることになるでしょう。活動的で外向的、表現力豊かですが、物質的なことのみに関心を向けてしまう傾向が太陽にとって問題となります。自意識の基盤を世間での業績と実績のみに求めるようになる可能性があります。
みずがめ座の太陽
完全に集団意識へと集中し、集団が自我をもった個人で構成されていることを認識することが困難です。集団意識と一体化し、集団の中の個人の欲求よりも集団の求めるものを優先させながら、個としての自分らしさを発見し表現するよう促されます。みずがめ座の太陽にとって、自分らしさをどのように表現すべきかを学んでいくプロセスは、集団意識の幾重もの覆いをはぎ取り、集団意識のどの部分が太陽の個としての自分らしさをサポートし、どの部分が自分らしさを妨げるかを見極めることにあります。
うお座の太陽
個としての感覚や、根源からの分離を含む、すべての境界を溶解しようとするうお座のエネルギーは、太陽にとって快適ではありません。うお座のエネルギーは、完全にエゴを消滅させ、すべての創造物との融合を求めます。太陽は個の本質を発見し表現する方法を学びます。個としてのアイデンティティを維持するためには、境界という幻想が必要です。うお座の太陽は、最初の段階で定義づけられたものごとを取り消し、否定することによって個性を表現するよう促されます。これは禅の境地にも似た、精妙なバランスを必要とするものです。他者への同情を表すことで輝き続けることができますが、自分自身を犠牲にしてしまわないよう気を付ける必要があります。
本日は「太陽」についてお話ししました。
次回は「月」についてお話しますね☆
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
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